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butterfly 【1】丹生都比売神社主催「ひめの会」
  発足記念プレイベントゲストトーク

丹生都比売大神の坐す清浄な天野の里。その中にある山荘天の里にて「ひめの会」発足記念イベントは開かれました。

「ひめの会」会員の皆さんはもちろん全員女性。
全40名ほどの人数と、美味しいお茶とお菓子付きでゆったりくつろげる山荘天の里の解放的な空間でしたので、普段スタッフ以外の方が目にすることのできない、原寸(B4)サイズの完成コピーと製作途中の原稿のコピーを、屈託なく目近直で見ていただき、
「お茶と一緒のテーブルに晴明や博雅がいたっていいんじゃない?」
(実際の制作現場ではそんなことありえないのですが!爆!!)
そんな感覚で原寸原稿に近いエネルギーを感じていただきたいと思い、『陰陽師 玉手匣』『イナンナ』から女神由縁のページ、大江山の底に降りた博雅と酒呑童子など、見ごたえのある見開き60点ほどを持参してまいりました。

きっと、女神の御許で発足したばかりの「ひめの会」、みなさん緊張されていたかもしれません。
ですが、そのような心持ちでも、
みんなどんだけ胸襟は開けるのか。
どんだけ素のままって出せるのか。それは密かなテーマでした。
素の神聖性を大切に思っていましたから。
素のままのところに、神様のエネルギーは障りなくどっさり注ぎ込まれるのを知っていましたから。
みんな、女神様に呼ばれて集まった家族のようなものですから。

自分に知らず知らずの間にかけられているブロックを解いて身も心も細胞までも自由になっていく。そこで初めて、自分の生のほんとの力が自由自在に発揮できる。
それが、安倍晴明という男性側から、埋没した神性女性性を救出しようとした『陰陽師』が完結した後、素直に女性であることを喜び慈しむ『イナンナ』を描くことで学んだ、宇宙エネルギーと生命と、生命の受肉への賛歌ベリーダンスの本質でした。

くつろいだ中で、お話をさせてくださり、また聴いてくださった、みなさん、どうもありがとうございました。

たくさんの新しいお友達も出来たのではないでしょうか。ますます仲良くなられた方もいらっしゃるのではないでしょうか。嗚呼、最後にみんなで集合写真を撮ればよかったなあ。

女神

『陰陽師 玉手匣』2巻から、泡の中から生まれ、キュプロス島の光り輝く浜に降り立つ女神。

butterfly 10月24日

3つのイベントが終了した24日、丹生宮司さんのご同行で天野の丹生都比売神社に無事に終えさせていただいた感謝とご報告とお祝いのお参りをし、木々の色も鮮やかな清々しい境内をゆっくり散策させていただきました。

丹生都比売大神の檜皮の真新しいご社殿は、女神様とは思えないほど雄々しく凛としい美しいのです。玉串ご奉納の中、ご社殿の背後の木々の上からそそぐ太陽光はことさら強く、眩しく、玉串を奉ったあとは、心地よく熱い光線が体に差し込まれていました。

三谷坂に近い国道を下って、お祝いを申し上げに三谷地区の丹生酒殿神社へ。

さらに、丹生宮司さんにお願いし、高野山の山王院本殿の丹生都比売大神、高野御子大神にご挨拶とご報告をし、奥の院の弘法大師の御廟に赴き、ご報告と感謝とお祝いのお祈りを。

同じく御廟の東に鎮座される奥の院の丹生都比売大神にご挨拶と感謝のお祈りをし、夕暮れの中高野を下り、再び天野の丹生都比売神社に立ち返り、再度感謝とご挨拶の手を合わせ、関空より帰郷したのでした。

日もとっぷり暮れて灯りのない丹生都比神社の参道から、晴れ上がった夜空を見上げると、天の川と、天の川を十文字に横切る白鳥座のデネヴが。そして、彦星ことわし座のアルタイルと、織り姫こと琴座のヴェガが。

3日前、かつらぎ町に向かう飛行機から撮った写真。
家に帰って拡大してみたら、丹生都比売神社の参道の石畳がしっかり写っています。思えばこの参道から天の川と十字に輝く星と3つの一等星を見上げていたのです。

なにか、大きなもの、たくさんたくさん結ばれたな。
私自身、今もその喜びのエネルギーに満たされています。

かつらぎ町教育委員会生涯学習課の皆様、町中の皆さんとともにお祝いできる記念すべきシンポジウムにお呼びくださり、どうもありがとうございました。

また、ひめの会発足の記念すべき時にお呼びくださり、のびのびと楽しいお話しをさせてくださり、懇切丁寧に天野・高野山を案内くださいました、丹生晃市宮司様、奥様、社務所の皆様に心より感謝申し上げます。

弥栄。弥栄。弥栄。

2016年11月22日 butterfly Reiko OKANO

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